2015年02月24日

静音省電力サーバーを作る

 今回はPC周りの話題です。

 家庭内の共有ファイルはNASに格納していたのですが、その動作音がここ1か月程大きくなってきたのが気に掛かっていました。このNASはバッファローのLS-XH1.5TLですが、稼働を始めてから5年以上が経ちHDDのスピンドル音が大きくなってきたようです。ちなみに冷却ファンは、筐体から引き出してみましたが静かに回っています。今のところデータの読み書きには問題ありませんが、これを機会にストレージマシンを新調することにしました。

 その方針は、冷却ファンやHDDといった回転物なしで静音化を狙い、24時間稼働も考えて省電力なものを目指します。冷却ファンがなければホコリの吸い込みもなくなり、ケース内の掃除頻度も減るはずという思惑もあります。

 Mini-ITXの自作やベアボーンを検討した結果、選んだのはShuttleのXS35V4です。ファンレス仕様で搭載CPUはCeleron J1900です。2.5インチストレージドライブを搭載でき、オプションのマウンタPHD2-Uを使えば1台増設して2台搭載可能です。手持ちのSSDの活用も考えていたのでちょうど良い仕様です。CPUのTDPは10Wで他のオンボードチップやSSDを合わせてもLS-XH1.5TLと同程度の消費電力で済みそうです。

XS35V4今回使用したベアボーンキットとパーツ類

 左中のIntel SSD 330は2年前に購入して死蔵化していたものですが、今回システムドライブとして利用します。

 データドライブは、Crucial BX100の1TBタイプを使います。LS-XH1.5TLと比べ格納容量は少なくなってしまいますが、サーバーで管理する必要があるファイルの容量は500GB程度なのでこれで良しとします。

 さて組み立てですが、SSD2台とメモリを取り付ける簡単な作業で完了するはずだったのですが、光学ドライブスロットへマウンタを使いSSDを取り付ける際に問題が発生しました。

XS35V4初期状態

 丸で囲んだSlimline SATAコネクタの基板を外して、左隣りにSerial ATAコネクタの基板を取り付けるのですが、その基板とマザーボードを結ぶケーブルの長さが足りません。残念なことに、同梱のクイックガイドにはケーブルの取り回しについての記述はありません。

 このケーブルは、マザーボードの裏側に粘着テープで固定されているのですが、少し弛みがあるようなので伸ばせば届く可能性があります。しかし、引っ張るだけでは無理でしたのでマザーボードを取り外すことにしました。

 まずCPUのヒートシンクを取り外し、更にマザーボードを取り付けているビスを全て外します。ここでマザーボードを金属フレームから浮かした状態にすると、ケーブルを固定している粘着テープを外すことができました。

XS35V4マザーボードを浮かしてケーブルの固定を外した状態

 マザーボードを取り付けた後に、Serial ATAコネクタの基板へ向けてケーブルを一直線に張ると何とか接続することができました。

XS35V4マウンタを使いBX100を搭載した状態

 矢印が問題のケーブルです。

XS35V4Intel Celeron J1900

 ヒートスプレッダのない裸状態ですのでヒートシンクの取り付けは慎重に行いました。

XS35V4マザーボードの表側には4GBメモリとIntel SSD 330を取り付けました。

XS35V4組み立て完了

 Ubuntuが起動しました。

 OSはUbuntu 14.04 Disktop 64bit版をインストールし、Windowsマシンとのファイル共有を可能にするためsambaを導入しました。フォルダ単位にユーザーのアクセス権を設定し、希望通りの環境ができました。

 そしてもう一つの気になる点、転送速度は以下の通りです。

XS35V4LS-XHLWindowsクライアントから測定した転送速度 − 左がXS35V4、右がLS-XH1.5TL

 充分に体感できる転送速度の向上もあり、満足のゆくストレージマシン交代となりました。

posted by ぱぺすけ at 20:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする