2015年10月30日

大塚山古墳

 前回に続き古墳を訪問しました。千葉県香取市三ノ分目にある大塚山古墳です。

大塚山古墳
後円部の墳頂に通じる階段 − 案内板には次の様に記述があります。

 利根川により自然形成された堤防上にある全長約一二〇メートルにおよぶ本地域最大の前方後円墳であり、五世紀(古墳時代)の中頃に造られたものと推定されている。
 この古墳は、長持形石棺遺材が露出していたことなどから研究者の間では知られていた。
 古墳の内容については、昭和五十九年の測量調査、六十一年の墳丘および周堀の確認調査で明らかとなった。
 墳丘は三段に築かれ、下段部テラスは標高五メートル、中段部テラスは七メートルに位置している。また埴輪も墳頂端、中段部テラス端、下段部テラス端に、三重にめぐっていた。
 周堀は住宅地と重なり全体を把握できないが楯形にめぐりそうである。
 主体部が失われ、副葬品が定かではないが、出土した埴輪は、黒斑を持つもので県内では最も古く考古学上、大変注目されている。

大塚山古墳
墳頂に残る石棺に使われていたと思われる石板

大塚山古墳
3枚の内ひとつには明確な加工跡があります。

大塚山古墳
後円部から見た前方部 − 南東方向を向いています。

大塚山古墳
前方部から見た後円部 − 後円部墳頂の一部は墓地になっています。また、古墳の南西側斜面は前方部から後円部にかけて宅地化により削られています。

大塚山古墳
前方部には祠が祭られています。

大塚山古墳
東側から望む − 左が前方部

posted by ぱぺすけ at 17:27| Comment(0) | 古墳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月23日

三昧塚古墳農村公園

 茨城県行方市の北西端、国道355号線沿いにある三昧塚古墳農村公園です。

三昧塚古墳
西側から見た復元古墳

三昧塚古墳
駐車場に設置されている模型 − 説明文には平成16〜17年度の整備事業で整形復元されたと記述されています。

 この古墳の概要は、案内板へ次の様に記載されています。

 三昧塚古墳は、鎌田川流域の沖積低地に築かれた、全長八十五メートル、後円部径四十七メートル、前方部幅三十六・五メートル、後円部高さ八メートル、前方部高さ六メートルの規模をもつ(現在の墳丘は半分以上削平)、五世紀後半に築造された前方後円墳である。

 昭和三十年、築堤用の土砂採取工事により、古墳の一部が壊されたことをきっかけとして緊急の発掘調査が実施された。墳丘には、円筒埴輪が三重にめぐり、後円部の中心には、墳頂下二・七メートルに箱式石棺が置かれ、伸展葬の形で遺骸が埋葬されていた。副葬品としては、金銅製馬形飾付冠・金銅製垂飾付耳飾・変形四神四獣鏡等があり、ほかにも竹櫛・玉類・剣・戟・甲冑(短甲)・円筒埴輪・形象埴輪(人物・鹿・牛・犬)など遺物が出土している。

三昧塚古墳
後円部の高さは8m

三昧塚古墳
後円部墳頂に設置されている埋葬主体部状況図

三昧塚古墳
後円部から見た前方部

三昧塚古墳
前方部から見た後円部

三昧塚古墳
四阿のある北側から見た古墳 − 復元された前方部の高さは7m

posted by ぱぺすけ at 15:17| Comment(0) | 古墳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月30日

宮山観音古墳

 明野ひまわりの里で花を観賞した後は、県道向かいの宮山ふるさとふれあい公園内にある宮山観音古墳を見学しました。

宮山観音古墳
古墳の模型

宮山観音古墳
鹿島神社の参道が前方部と後円部の境あたりを貫いています。左が前方部、右が後円部です。

宮山観音古墳
鳥居をくぐり神社境内から見た前方部

宮山観音古墳
頂部に祠がある後円部。解説板によると、この古墳は全長92m、後円部直径45mで5世紀早期の築造と推定されています。

参道を200m程進むと鹿島神社の社殿がありますが、その裏手には宮山石倉遺跡があります。
宮山観音古墳

宮山観音古墳
古墳との関連性も感じられますが、解説板には次のように記載されています。

 石倉遺跡は、南北70メートル・東西30メートルの範囲に巨大な岩が積み上げられたような状態となっております。
(中略)
 ここに横たわる石は、「弘法の硯石」と呼ばれ、弘法大師が墨を擦ったという謂れのあるもので、渇水期にも涸れず、この水で墨を擦り習字を書くと字が上手になれると言い伝えらております。

写真右下の窪みには水が溜まっていました。

弘法大師空海に関するものはもう一つあります。
宮山観音古墳
古墳後円部に隣接して建つ宮山観音堂。行基が作り、空海が修復したと伝えられる十一面観音像が収められています。

周辺地図

ラベル:遺跡 古墳 茨城県
posted by ぱぺすけ at 14:55| Comment(0) | 古墳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする